かえってこ~い - 2009.04.26 Sun
今日は寒かった!スタジオ待ちの空き時間に入ったマックで、おもわず「なんかあったかいものないですか?」ときいたぐらい。コンソメスープとかクラムチャウダーなどを期待してたものの、店員さんからはコーヒーと紅茶しかないとの答え。しかたなくコーヒーを注文して窓際の席に腰を下ろしました。コーヒーを手に取ろうとして、ふとトレイに敷いてある広告のキャッチコピーに目が留まりました。
「ハミだせ」「ハンバーガーをナメているすべての人たちへ」
ああまたか、と思いました。野球好きの僕は、三月に行われたワールドベースボールクラシック(以下WBC)を思い出していました。マクドナルドは日本代表のスポンサーで、そのときの景品に「夢の力をナメるな」と大書してあったのです。「こんな寒い時期にようやるょ。それにしてもダルビッシュ怪我だけはやめてネ。」とWBCに否定的、というかあんまり思い入れのなかった僕は叱られたような気がして、一瞬なんだか済まないような気がしたものです。
このキャッチコピーの真意がどこにあるかは別にしても嫌な気分になったことは確かで、一緒にいたギターの田中さんに話したところ「そうかあ?べつにいいじゃん」という答え。ひとそれぞれ受け取り方は違うんだなあと今更ながら思いました。作家の遠藤周作氏が著書のなかで、日本語のみだれについて例を挙げてこういっておられました。「私の知る限り(死にざま)という言葉は昔あったが(生きざま)という言葉は日本語になかったと思う。だから(生きざま)なる言葉をテレビで聞くとオヤッと思う。そしてやがて(生きざま)という美しくない日本語が新しい国語辞典に掲載されることを憂えてしまう。そんな言葉は美しくないからだ。」二度も「美しくない」と重ねたのは、言葉の練磨に呻吟してきた作家の心底からのさけびにもきこえます。
こんな大作家を例にとるなどせん上の沙汰であり、見当違いな引き方であるかもしれませが、「ナメている」ということばにいい気持ちはしないとおもうのですが・・。
野球のことを書くつもりが、大層な事を言って失礼しました。
本題にたどり着けなかった。つづきはまた書きます。
「ハミだせ」「ハンバーガーをナメているすべての人たちへ」
ああまたか、と思いました。野球好きの僕は、三月に行われたワールドベースボールクラシック(以下WBC)を思い出していました。マクドナルドは日本代表のスポンサーで、そのときの景品に「夢の力をナメるな」と大書してあったのです。「こんな寒い時期にようやるょ。それにしてもダルビッシュ怪我だけはやめてネ。」とWBCに否定的、というかあんまり思い入れのなかった僕は叱られたような気がして、一瞬なんだか済まないような気がしたものです。
このキャッチコピーの真意がどこにあるかは別にしても嫌な気分になったことは確かで、一緒にいたギターの田中さんに話したところ「そうかあ?べつにいいじゃん」という答え。ひとそれぞれ受け取り方は違うんだなあと今更ながら思いました。作家の遠藤周作氏が著書のなかで、日本語のみだれについて例を挙げてこういっておられました。「私の知る限り(死にざま)という言葉は昔あったが(生きざま)という言葉は日本語になかったと思う。だから(生きざま)なる言葉をテレビで聞くとオヤッと思う。そしてやがて(生きざま)という美しくない日本語が新しい国語辞典に掲載されることを憂えてしまう。そんな言葉は美しくないからだ。」二度も「美しくない」と重ねたのは、言葉の練磨に呻吟してきた作家の心底からのさけびにもきこえます。
こんな大作家を例にとるなどせん上の沙汰であり、見当違いな引き方であるかもしれませが、「ナメている」ということばにいい気持ちはしないとおもうのですが・・。
野球のことを書くつもりが、大層な事を言って失礼しました。
本題にたどり着けなかった。つづきはまた書きます。
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